方言 いずいとじゃんごの意味と使われ方 使われる県

北海道

方言 いずいとじゃんごの意味と使われ方 使われる県

1. 「いずい(えずい)」の意味と使われ方

「いずい」は、身体的な違和感や、なんとなくしっくりこない状態を指す、非常に守備範囲の広い言葉です。

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主な意味 「(目にゴミが入るなどして)ゴロゴロする」「しっくりこない」「服のサイズが合わず窮屈で不快」「居心地が悪い」
主な使用県 宮城県岩手県福島県山形県(※北海道でも広く使われます)
言葉の語源 古語の「おづおづ(怖気立つ、おののく)」や「いづい(窮屈だ)」が変化したものと言われています。
ニュアンス 激痛ではないけれど、「何だか変な感じがして、モヤモヤ・イライラする不快感」を完璧に表現できる言葉です。

【具体的な使い方・会話例】
  • 目にゴミが入ったとき(一番よく使うシチュエーション)
      • 方言: 「目にゴミ入ったみたいで、さっきからずっといずいんだっちゃ」
      • 標準語: 「目にゴミが入ったみたいで、さっきからずっとゴロゴロして違和感があるんだよ」

  • 新しい靴のサイズが合わないとき
    • 方言: 「この靴、ちょっと小せ(小さい)くて足の指のあたりがいずいな」
    • 標準語: 「この靴、ちょっと小さくて足の指のあたりが窮屈でしっくりこないな」

2. 「じゃんご(じゃんごたれ)」のまとめ

「じゃんご」は、都会に対する「田舎」や、垢抜けない様子を少しユーモラスに表現する言葉です。

項目 詳細
主な意味 「田舎」「山奥」「(名詞として)田舎者」「(形容詞的に)垢抜けない、野暮ったい」
主な使用県 岩手県青森県秋田県宮城県(北東北を中心に広く使われます)
言葉の語源 江戸時代などに山間部や田舎を指した「在郷(ざいごう)」という言葉が訛ったもの。
ニュアンス 自虐的に「うちは田舎だからさ」と言ったり、親しみやからかいを込めて「田舎っぺ」ニュアンスで使ったりします。

【具体的な使い方・会話例】

    • 自分の地元を自虐混じりに紹介するとき
        • 方言: 「おらの実家なんて、周り何にもねぇ本物のじゃんごだぞい」
        • 標準語: 「私の実家なんて、周りに何もない本当の田舎(山奥)だよ」

    • 都会に出てきて緊張しているとき(「じゃんごたれ」=田舎者)
        • 方言: 「仙台の駅前さ来ると、じゃんごたれだから迷ってまうわ」
        • 標準語: 「仙台の駅前に来ると、田舎者だから迷ってしまうよ」


東北弁ミニ知識:「いずい」の便利さ

東北出身の人が標準語圏に移り住んだ際、最も「標準語に無くて困る言葉」として挙げるのがこの「いずい」です。「歯に何かが挟まって気になる」「服のタグがチクチクする」「寝具が変わってうまく寝付けない」など、日常のあらゆる「小さなしっくりこなさ」をすべて一言でカバーできる魔法の言葉です。

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