関西・大阪・京都・福岡・博多・名古屋・金沢方言の各地比較一覧表(20選)

京都
日常会話でよく使われる標準語に対する、各地域(関西・大阪・京都・福岡・博多・名古屋・金沢)の方言比較一覧表です。
日常の挨拶から感情表現、動詞の表現まで、20項目を網羅しました。

関西・大阪・京都・福岡・博多・名古屋・金沢の方言比較一覧表

No 標準語(意味) 関西弁(総称) 大阪弁 京都弁 福岡弁(全体) 博多弁 名古屋弁 金沢弁
1 ありがとう おおきに おおきに おおきに(おくれやす) ありがとう ありがとう(あんがと) ありがとう(あんがとの) 気の毒な(きのどくな)
2 違うよ ちゃうで ちゃうがな / ちゃうて ちゃいますえ 違うばい 違うくさ / ちゃうくさ 違うがね / ちゃうて 違うがいね
3 ダメだよ あかんで あかんて / あかんで あきまへん つまんばい いかんばい / つまんばい いかんがね / あかんて だっちゃかん / いかんわいね
4 どうしたの? どないしたん? どないしたん? どないしはったん? どげんしたと? どげんしたん? どえりゃあどうしたの? なーんしたがいね?
5 そうだよ そうやで そうやがな そうでおす そうばい そうくさ / そうたい そうがね / そうだて そうやがいね
6 嘘でしょ? ほんまに? 嘘やん / ほんまかいな 嘘でおすか? 嘘やろ? 嘘くさ! / 嘘っちゃろ? 嘘だてー / まんだて うそやろ? / ほんまけ?
7 どこ行くの? どこ行くん? どこ行くん? どこ行きはるん? どこ行くと? どこ行くと? どこ行くの? / どこ行くのぼ どこ行くん? / どこ行くがいね
8 来ないの? 来えへんの? けーへんの? きはらへんの? 来んと? きんしゃらんの? / こんと? こんの? / こせんの? こんがいね? / こんの?
9 〜している(状態) 〜しとる 〜してる / 〜しとる 〜してはる 〜しとう 〜しよる / 〜っとる 〜っとる 〜っとる / 〜しとる
10 とても(凄く) ほんまに / ごっつい めっちゃ / めっさ えらい / おおきに ちかっぱ ばり / ばってんが どえりゃあ / でら まんで / あんやと
11 美味しい うまい めっちゃうまい おいしおす 旨か うまか / ばりうま うみゃあ まんでうまい
12 恥ずかしい はずい めっちゃ恥ずい 恥ずかしおす 恥ずかしか 恥ずかしか まー恥ずかしい げんね(恥ずかしい)
13 構わない(平気) かまへん かまへんて かまいまへん かまんばい かまんばい かまわんて いいがいね
14 捨てる ほる ほる / ほっぽる ほる うっちゃる なげる / うっちゃる ほかる ほうる / なげる
15 片付ける なおす なおす なおす なおす なおす おさめる しまっておく
16 疲れた しんどい しんどいわ えらおす きつい ちかっぱきつい えらい / つる だるい / えらい
17 冷たい 冷たい つめたい つめとす ひやい ちべたい ちんちこちん(※熱い) つめたい
18 おいで(いらっしゃい) おいで おいでや おいでやす / おこしやす きんしゃい きんしゃい おいでん きまっし
19 ~だから(理由) 〜やから 〜やから 〜やさかい / 〜さかい 〜やけん 〜やけん / 〜やき 〜だで / 〜だもんで 〜やさかい / 〜やから
20 机を動かす(運ぶ) 机動かす 机運ぶ 机動かす 机動かす 机動かす 机をつる 机をかく

関西弁 vs 大阪弁 vs 京都弁大阪弁は「〜やがな」「〜やん」など、テンポが良くはっきりした主張が特徴です。
京都弁は「〜しはる(敬語表現)」「〜でおす」など、物腰が柔らかく、相手との距離感を大切にする独特の「はんなり」した響きがあります。
福岡弁 vs 博多弁福岡弁(北九州や筑後などを含む全体)は「〜っちゃ」「〜ちかっぱ」などが広く使われます。
博多弁(主に那珂川東側の商業の街・博多)は、語尾に「〜くさ」「〜たい」がつくのが最大の特徴で、同じ福岡県内でも「博多弁はより商人言葉っぽく、粋で賑やかな響きがある」と言われています。

まとめ:方言を知ると、その土地の「歴史と気質」が見えてくる

私たちが何気なく耳にしたり、旅先で使ったりしている方言。
それらは単に「イントネーションが違う」だけではなく、その土地で生きてきた先人たちが、商売を成功させるため、あるいは過酷な人間関係を生き抜くために磨き上げてきた「生きた歴史の化石」でもあります。
大阪のテンポの良さに元気をもらい、京都の柔らかい言葉の裏にある間合いを愉しむ。
福岡の爽やかな響きを感じ、博多の粋な語尾に江戸前ならぬ「博多前」の男気を感じる。
次にこれらの地域を訪れるとき、あるいはテレビからその方言が聞こえてきたときは、ぜひその背景にある歴史のドラマに思いを馳せてみてください。きっと、いつもの景色が少し違って見えるはずです。

コメント